外壁塗装のメンテナンス

20年保証（メーカー保証）などが付いた高価な塗料を使用した場合、塗膜自体の性能は保てても塗料箇所の材質や性質、建物の揺れなどの動きにより、数年でひび割れ（クラック）や下地と塗膜の間に浮きが出たりとさまざまな不具合が出る可能性があります。
塗料の保証（メーカー保証）は塗膜の耐久性保証であって、躯体や塗装箇所の材質などが原因となるひび割れやその他のさまざまな不具合は保証の対象外となってしまいます。
家全体の塗装の耐旧年数にはバラツキが出てしまうので、20年間メンテナンスフリーという訳ではないのです。

メンテナンスのサイクルが長くなると不具合箇所からの傷みが進み、修復費用が高くかかってしまう場合があります。
一般的に多いのがクラックやコーキング材の痩せから雨水が入ってしまい、外壁の下地材を腐らせたり、更には柱まで腐食が進んでしまうケースです。足場を用いた点検をしなければわかりづらい建物の傷みを早期に発見するという意味でも10年サイクルでのメンテナンスがオススメです。
また、塗装で重要なのは、コンクリート・木部・樹脂などさまざまな箇所に同一の下地材を使用するのではなく、材質に適した下地材を選ぶことが必要です。